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奨学金返済シミュレーター(無料)

借入総額・金利・返済期間を入力するだけ。月額返済額・利息総額・総返済額を元利均等方式で自動計算します。

こんな方向け:奨学金の返済計画を立てたい方、返済総額を確認したい方、繰り上げ返済の効果を試算したい方

入力

4年間の借入合計を入力してください

第一種は0%(無利子)です

定額返還方式では貸与総額から自動で決まります(上限20年)。自分の返還年数を調べる

奨学金の種類と金利

種類 金利 特徴
第一種奨学金 無利子(0%) 成績・家計基準あり。返還は卒業後から
第二種奨学金 有利子(基本月額に係る利率は年3.0%が上限) 基準が緩め。在学中は無利子。返還は卒業後から

JASSO「第二種奨学金の利子と利率の算定方法」

返還期間は自分では選べない — 貸与総額で自動的に決まる

奨学金の返還でもっとも誤解が多いのがここです。住宅ローンのように 「返済期間を長くして月々の負担を軽くする」ことは、JASSO の 定額返還方式ではできません。返還年数は、借りた総額を 「奨学金返還年数算出表」の割賦金の基礎額で割って、小数点以下を切り捨てた値に 機械的に決まります。

奨学金返還年数算出表(割賦金の基礎額)

貸与総額(借用金額) 割賦金の基礎額
200,000円以下 30,000円
200,001円〜400,000円 40,000円
400,001円〜500,000円 50,000円
500,001円〜600,000円 60,000円
600,001円〜700,000円 70,000円
700,001円〜900,000円 80,000円
900,001円〜1,100,000円 90,000円
1,100,001円〜1,300,000円 100,000円
1,300,001円〜1,500,000円 110,000円
1,500,001円〜1,700,000円 120,000円
1,700,001円〜1,900,000円 130,000円
1,900,001円〜2,100,000円 140,000円
2,100,001円〜2,300,000円 150,000円
2,300,001円〜2,500,000円 160,000円
2,500,001円〜3,400,000円 170,000円
3,400,001円以上 総額の20分の1

JASSO「返還期間と割賦金」

表の最後の行が効いてきます。貸与総額が 3,400,001 円以上になると基礎額が 「総額の20分の1」になるため、いくら多く借りても 返還年数は一律20年(240回)で頭打ちになります。 逆に言えば、400万円借りても500万円借りても返還期間は同じ20年なので、 増えた分はそのまま毎月の返還額に乗ります。

貸与総額から返還年数を求める例

借り方の例 貸与総額 割賦金の基礎額 返還年数(回数)
第一種・自宅通学 月3万円×48か月 1,440,000円 110,000円 13年(156回)
第二種 月5万円×48か月 2,400,000円 160,000円 15年(180回)
第二種 月6万円×48か月 2,880,000円 170,000円 16年(192回)
第二種 月10万円×48か月 4,800,000円 240,000円(総額の20分の1) 20年(240回)

上の「返還年数」を、このページの計算機の「返済期間(年)」に入れると、 実際の返還に近い月額が出ます。

利率が0.5%違うと総額はどれだけ変わるか

第二種は利率の差がそのまま総返済額に効きます。貸与総額300万円・返還17年(204回)・ 元利均等で計算すると次のようになります。同じ300万円を借りても、 年3.0%なら利息だけで83万円以上がのります。

年利 月額返済額 利息総額 総返済額
0.0% 14,706円 0円 3,000,000円
0.5% 15,343円 129,930円 3,129,930円
1.0% 15,998円 263,468円 3,263,468円
2.0% 17,360円 541,319円 3,541,319円
3.0% 18,792円 833,413円 3,833,413円

この表の数値は、このページの計算機とまったく同じ元利均等式で算出しています。 借入総額300万円・年利各%・返済期間17年を入力すれば同じ結果が再現できます。

第二種の利率は「借り終わった月」に決まる

第二種の利率は貸与終了月に決定します。貸与開始月の利率ではありません。 申込時に見た利率がそのまま適用されるわけではない、という点が実務上いちばん外しやすい部分です。 また在学中は利子がかからず、利子の計算が始まるのは貸与終了後です。

方式 内容 向いている人
利率固定方式 貸与終了時に決定した利率が返還完了まで適用される。市場金利が変動しても利率は変わらない 返還額を確定させたい・金利上昇リスクを避けたい
利率見直し方式 貸与終了時に決定した利率をおおむね5年ごとに見直す。市場金利の変動に応じて利率も変わる 低金利局面で借り、繰り上げ返済で早期完済を狙う

JASSO「第二種奨学金の貸与利率」

利率見直し方式を選んだ場合、返還期間全体を1つの利率で計算する本ツールの結果とは 差が出ます。上の「利率が0.5%違うと総額はどれだけ変わるか」の表で、 利率が動いたときの振れ幅の目安を確認してください。

元利均等返済の計算式

繰り上げ返済のポイント

第二種奨学金の場合、早期繰り上げ返済で利息総額を減らせます。利息は残っている元金に 対して発生するため、元金を早く減らすほど効果が大きくなります。

一方で第一種(無利子)は繰り上げ返済しても返す総額が1円も変わりません。 第一種の繰り上げ返済は「総額を減らす」ためではなく「返還を早く終わらせる」ための選択です。 手元資金を減らしてまで急ぐ必要があるかは、教育費・住宅資金など他の支出予定と 合わせて判断してください。

よくある誤解4つ

誤解1: 返済期間を20年に伸ばせば月々を軽くできる

できません。定額返還方式では返還年数は貸与総額から機械的に決まります (奨学金返還年数算出表)。月々の負担を下げたい場合の 正規の手段は、返還期間を伸ばすことではなく減額返還制度の願い出です。

誤解2: 申込時に見た利率が自分の利率になる

なりません。第二種の利率は貸与終了月に決まります。 4年間借りるなら、確定するのは4年後です。

誤解3: 返せなくなったら自動的に待ってもらえる

待ってもらえません。減額返還も返還期限猶予も自分から願い出る制度です。 願い出をせずに返還期日を過ぎると延滞となり、延滞金が加算されます。

誤解4: 猶予を受ければ利息や元金が減る

減りません。JASSO は返還期限の猶予について「一定期間返還期限を先送りする制度であり、 返還すべき元金や利子が免除されるものではありません」と明記しています。

返済が苦しいときの2つの制度

延滞してから相談するのではなく、返還期日が来る前に願い出るのが原則です。 いずれも元金・利子が免除される制度ではない点に注意してください。

制度 内容 適用期間の上限 収入の目安
減額返還制度 毎月の返還額を3分の2・2分の1・3分の1・4分の1のいずれかに減額する(そのぶん返還期間は延びる) 通算15年(180か月)/1回の願い出につき12か月 給与所得者は年間収入金額400万円以下(扶養する子が2人なら500万円以下、3人以上なら600万円以下)。給与所得以外を含む場合は年間所得金額300万円以下(同400万円以下/500万円以下)。被扶養者1人につき38万円を控除して審査
返還期限猶予(一般猶予) 返還そのものを一定期間先送りする 通算10年(120か月)が限度(災害・傷病・生活保護受給中・産前産後・育児休業等は10年の制限なし) JASSO の願い出時の基準による

JASSO「減額返還制度の収入・所得金額の目安」 JASSO「返還期限猶予」

延滞したときの延滞金は年3%

約束の返還期日までに返還されないと、返還期日を過ぎた割賦金に対して延滞金が課されます。 賦課率は返還期日の時期によって異なり、第一種・第二種とも次のとおりです。

返還期日の時期 延滞金の賦課率(365日当たり)
平成26年3月27日まで 年10%
平成26年3月28日〜令和2年3月27日 年5%
令和2年3月28日以降 年3%

JASSO「延滞金の賦課率」

よくある質問(FAQ)

Q1. 奨学金の返済期間は自分で選べますか?

結論:定額返還方式では選べません。 返還年数は「貸与総額 ÷ 奨学金返還年数算出表の割賦金の基礎額」(小数点以下切り捨て)で 機械的に決まり、月賦返還の回数はその12倍になります。貸与総額が 3,400,001 円以上の場合は 基礎額が総額の20分の1となるため、返還年数は一律20年(240回)が上限です。

Q2. 第二種奨学金の利率はいつ決まりますか?

結論:貸与終了月に決まります。 借り始めた月の利率ではありません。利率固定方式(貸与終了時の利率が返還完了まで続く)と 利率見直し方式(おおむね5年ごとに見直す)の2つがあり、基本月額に係る利率は 年3.0%が上限です。在学中は利子がかかりません。

Q3. 返済が苦しいときはどうすればよいですか?

結論:延滞する前に減額返還または返還期限猶予を願い出てください。 減額返還は毎月の返還額を3分の2〜4分の1に減らす制度で適用期間は通算15年(180か月)、 返還期限猶予(一般猶予)は返還を先送りする制度で通算10年(120か月)が限度です。 どちらも元金や利子が免除される制度ではありません。

Q4. 奨学金を延滞すると延滞金はいくらかかりますか?

結論:令和2年3月28日以降に返還期日が到来した割賦金は年3%です。 第一種・第二種とも同じ率で、365日当たりの割合です。それ以前は平成26年3月28日から 令和2年3月27日までが年5%、平成26年3月27日までが年10%でした。

Q5. 繰り上げ返済をすると利息はどれくらい減りますか?

結論:第二種は減りますが、第一種は総額が変わりません。 利息は残っている元金に対して発生するため、第二種では元金を早く減らすほど 利息総額が小さくなります。第一種は無利子なので、繰り上げ返済しても返す総額は同じです。

Q6. このシミュレーターの結果とJASSOの通知額がずれるのはなぜですか?

結論:端数処理と利率見直しの扱いが違うためです。 本ツールは元利均等返済方式で全回を均等割りした概算です。実際の JASSO の割賦金は 端数処理の方法が異なり、初回の返還額だけが他の回と異なる場合があります。 また利率見直し方式ではおおむね5年ごとに利率が変わるため、返還期間全体を1つの利率で 計算した本ツールの結果とは差が出ます。確定額はスカラネット・パーソナルの 返還予定表で確認してください。

参考ソース

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